
つみたてNISAを使ったインデックス投資は投資初心者におススメの投資の方法なんだよ。
金融庁の調査結果によるNISA口座(一般・つみたて)開設数は2022年3月末時点で1699万3887口座となっています。
日本の人口の13.5%程度しか開設していません。
この理由を考えてみると、
- NISAの制度を知らない
- 株などはギャンブルで怖いという先入観が強い
- NISAって聞いたことはあるけど、やり方が分からない
- 忙しくてやる時間がない
- 資産運用の方法が分からない
- 貯金が一番安全
まだまだ日本人は投資に対し理解が進んでいないことが分かります。
NISAってよく分からないんだよね。インデックス投資とか言われてもなんか損しそうだよね。


大丈夫だよ。一緒に基本的なことから勉強していこう(^^)/
そこで、今回の記事では初心者におススメの資産運用をテーマに以下の2つについて解説します。
今回の記事で分かること
- 資産運用の方法
- 資産運用の種類
- NISA制度
- 投資初心者にはインデックス投資がおススメ
- つみたてNISAでインデックス投資をする2つのポイント
- インデックス投資を始める時の3つのSTEP
- インデックス投資で得られる平均的な利回り(儲け)を知る
これから投資を始めようと思っている初心者の人でも、資産運用についてしっかり勉強できる内容になっています。
基本的な知識からおススメのインデックスファンド(銘柄)まで解説するので、ぜひ参考にしてください。

一緒に勉強して今日から投資を始めてみよう(^^)/
1.資産運用の方法
あなたは「漫画 バビロン大富豪の教え「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則」を読んだことがありますか?
これは古代バビロニアを舞台にした「お金を貯める、守る、増やす」という原則が学べる本です。
私は漫画版を購入しもう5回以上読んでいます。
この本の中には「黄金に愛される7つの道具」が解説されています。
黄金に愛される7つの道具
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
この「黄金に愛される七つの道具」の1つとして「貯えた金に働かせよ」とあります。
資産運用とは「貯えた金に働かせよ」というように、自分の持っている資産を預貯金や投資に配分(運用)することで効率的に増やしていくことをいいます。
1)資産運用の種類
資産運用には貯めることを重視した 「預貯金」と、増やすことを重視した 「投資」があります。
主な金融商品 | 主な特徴 | ||
預貯金 | 預金や貯金でお金を貯めること | 普通預金 定期預金 積立定期預金など | ・増やすことより貯めることを重視 ・元本保証など確実性を重視 ・運用成績は商品選択時に決まっている ・インフレリスクがある |
投資 | 株式や債券などでお金を増やすこと | 株式 債券 投資信託など | ・貯めることより増やすことを重視 ・長期投資と分散投資が基本 ・運用成績は期待できるが予測できない ・元本割れリスクや為替リスクがある |
昔から実践されている預貯金は元本割れのリスクこそないものの、貯めることはできても超低金利でほとんど増えません。
また、インフレリスクに対し弱い特徴があります。
投資はお金が増えるかどうか分からないことから日本人には特にギャンブル的なものとの偏見が強いようです。
私も昔見た映画の影響で投資はギャンブルと思ってました(笑)
しかし、日本証券業協会によると投資は「投資先の会社や国がその成長を目的として資金を集め、利益などを(応援の)対価として投資家が受け取る」という社会全体にとって有益なものとされています。
かたやギャンブルとは「娯楽が目的で賭金から主催者の運営料を差し引いた金額を勝敗に応じて分け合うもの」で全然違いますね(^^;)
2)NISA制度
NISA口座には「NISA」と「つみたてNISA」がありますが違いは次のようになっています。
「ジュニアNISA」制度もありますが今回は割愛します。
教育資金の準備にはおススメの手法ですから、学資保険などを考えている人はぜひ参考にしてください。
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廃止される【ジュニアNISA】を活用する方法
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NISA口座の比較 | NISA | つみたてNISA |
運用期間 | 5年 | 20年 |
買い方 | 制限なし | 積み立て |
非課税になる金額 | 年間120万円まで | 年間40万円まで |
対象銘柄 | たくさんある | 金融庁が認めた商品 |
投資初心者には「つみたてNISA」がおススメです。
対象銘柄は、
- 金融庁が優良と認めたものでぼったくり商品などがないこと
- 少額から投資できること
- 運用期間が20年間と長期であり長期運用に向いていること
などがその理由です。
NISA制度は2024年から制度改正されます。
また、今後NISA制度は恒久化される方向に制度改正されようともしています。
今後はNISA制度を利用することが当たり前になってくるといいですね。
しかし、投資には投資詐欺などお金を奪おうとするものもあります。

投資を始めると同時にお金の知識(金融リテラシー)も一緒に身に着けたいですね(^^)/
3)投資初心者にはインデックス投資がおススメ
資産運用の中には株式や債券、投資信託などがありますが投資の初心者には投資信託(ファンド)がおススメです。
投資信託とは、資産運用のプロが、複数の投資家からお金を集め、集まったお金をいろいろな投資商品に投資して運用してくれる仕組みのことです。
投資信託には次のような特徴があります。
投資信託の特徴
- 少額から始めることができる
- 資産運用のプロが運用してくれる
- 投資先を分散する(分散投資)のでリスクを軽減できる
投資信託の中でも投資初心者には「インデックスファンド」をおススメしています。
インデックス投資とは、企業の株を個別に売買するのではなく資産運用のプロが集まったお金を運用してくれます。
このインデックスとは、日経平均株価など指数(インデックス)のことで、指数と同じ値動きを目指して運用する手法です。
インデックスには、日経平均株価をはじめ、
- TOPIX
- ダウ平均
などがあります。毎朝ニュースで耳にする言葉ですね。
また、インデックス投資は「勝者のゲーム」とも呼ばれています。
「株式投資で成功する戦略とはアメリカの上場企業の株式すべてを極めて低いコストで保有すること、この戦略を実行する最良の方法も極めてシンプルで市場全体のポートフォリオを有するファンドを取得し永遠に持ち続けること、そのようなファンドのことをインデックスファンドと呼ばれている(一部抜粋)」
インデックス投資は勝者のゲームより引用
つみたてNISAでおススメのインデックス投資先にコツコツ積み立てる。
この行動を起こすことができればあなたも「勝者のゲーム」に参加できます(^^)/
2.つみたてNISAでインデックス投資をする2つのポイント
それでは、つみたてNISAでインデックス投資をする時の2つのポイントを解説します。
2つのポイント
- インデックス投資を始める時の3つのSTEP
- インデックス投資で得られる平均的な利回り(儲け)を知る

インデックス投資をする上で必要なことだよ。分かりやすく解説するね。
1)インデックス投資を始める時の3つのSTEP
3つのSTEP
- STEP①証券口座の開設
- STEP②投資するファンドを決める
- STEP③積み立ての設定をする
証券口座の開設
インデックス投資を始めるためには証券口座が必要です。
証券口座は楽天証券とSBI証券がおススメです。
続きを見る
楽天証券とSBI証券~あなたに最適な【証券会社】を選ぶコツ~
証券口座の開設方法はリベ大のブログで詳しく解説してくれています。
投資するインデックスファンドを決める
つみたてNISAの場合、金融庁が認めたインデックスファンドに投資できます。
それでもインデックスファンドは100以上あり、どれを選べばよいか分かりません。
ここではおススメできるインデックスファンドを2つ紹介します。
おススメはしますが、このファンドで必ず利益が上がる、元本割れしないことを保証するものではありません。
投資をするのはあくまでも自己責任です。
「No pain,no gain(痛みなくして得るものなし、または、苦労なくして利益なし)」という言葉がありますが、自分の生活に支障が出ない範囲でリスクを取って資産運用することが大切だと思います。
おススメファンド2選
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
このおススメファンド2選は楽天証券(2022年8月28日現在)で買い付けランキングのTOP3位以内であり信託報酬(管理費用)も年間0.114~0.162%と格安です。
私はこの3選の中でも厚切りジェイソンさんと同じように楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)に投資をしています。
投資先の詳細は、「米国株式市場の投資可能銘柄、大企業だけでなく中小型株も網羅し約4000銘柄に広く分散投資」しているものです。
また、水瀬ケンイチさんの書籍「ほったらかし投資術」では「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」でほったらかし投資が紹介されています。
この株式に投資をしていると、「地球を丸ごと投資先に選んでいる」状態ですから特に途中の管理が必要ありません。
積み立ての設定をする
最後は、ほったらかしで積み立てができるように「積み立ての設定」をします。
毎月5万円まではクレジットカードで積み立てができるので、クレジットカードを利用した積み立て(クレカ積み立て)がおススメです。
クレカ積み立てをするメリットは積み立てた金額に応じてポイントがもらえるからです。
残念ながら楽天証券はポイント還元率が改悪されたので、これからクレカ積み立てを始めるのであればSBI証券をおススメします。
しかし、楽天市場など楽天経済圏を利用している方は楽天証券の方が使いやすいでしょう。
自分の生活に合わせて証券会社を選んでみてください(^^)/
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つみたてNISAの場合、年間40万円が上限のため、毎月の限度額は3万3333円(年間39万9996円)となります。
2)インデックス投資で得られる平均的な利回り(儲け)を知る
投資の世界では詐欺手法による投資詐欺などが普通にある世界です。
「1日10分スマホを触るだけで月収○○万円」とか「10万円投資すれば1年で50万円になります」みたいなものです。
ちなみに、「世界最高峰の投資家」と呼ばれている投資のプロ、ウォーレン・バフェットさんでも投資成績は年利20~22%と言われています。
世界一で年利20~22%ですから、投資を始めたばかりの初心者が10万円投資して50万円儲けるなんて不可能です。
インデックス投資の平均的な利回りは5~7%と言われています。

投資だけじゃなくて、お金に関することは相場を知ることで詐欺などから身を守ることができるんだよ
それではインデックス投資で資産運用をした場合、どの程度お金が増えるのかシミュレーションをしてみましょう。
インデックスファンドは楽天VTIで、「投資信託報酬(手数料)は0.16%」、「リターン率は短期の場合も比較しやすいように年間5%」としています(15年以上保有できれば5%という数字は決して高すぎるリターンではありません)
「1万円、2万円、3万円、5万円、10万円」をそれぞれ「1年、3年、5年、10年、15年、20年、30年」で一覧表にしてみました。
上段が最終資産、( )内が最終利益です。利益にかかる税金は計算していません。

この一覧表を見ていただくと、いくら積み立てて何年保有すればいくらになるか概算できると思います。
つみたてNISAは年間40万円が上限なので月々3万円積み立てができれば、20年間で約1200万円を超える資産ができます。
夫婦でつみたてNISAができれば約2400万円の資産になり、以前話題に上がっていた老後2000万円の問題も解決ですね(^^)/
20年間の運用ですから45歳からでも老後のための資産運用はまだ間に合います(^^)
3.まとめ:つみたてNISAでインデックス投資を始めて勝者のゲームに参加しよう
今回の記事では初心者におススメの資産運用をテーマに解説してきました。
投資の手法にはいろいろありますが、つみたてNISAでインデックス投資がおススメです。
おススメのインデックス投資先は楽天証券でTOP3に入るファンドです。
おススメファンド2選
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
優良なファンドにつみたてNISAでインデックス投資をすることで勝者のゲームに参加することができます。
100円から投資することができますから、悩んで行動しないよりもまず行動して少ない金額からインデックス投資を始めてみてはどうでしょうか?
つみたてNISAは効率よく資産を増やすために非常に有効な制度です。
「つみたてNISAでインデックス投資」で資産運用始め、お金持ちへの第一歩を踏み出してみませんか?
あなたの資産運用を始める手助けになれば幸いです。
「あと一歩だけ、前に進もう。」
最後までお読みいただきありがとうございましたーm(_ _)m