こんにちは(^^)/くまのかずくんです。
相変わらず円安と物価上昇が続いていますね。
固定費など支出の見直しをしっかり行い投資の種銭をいかに準備できるかが今後の生活に影響しそうですね。
さて、投資を始めると必ず「ドルコスト平均法」という言葉を耳にすると思います。
「毎月一定金額を定期的に積立することでリスクを分散できる」という投資の中では王道とされている手法で、当然私もしています。
しかし、「ほったらかし投資術」という本の中でびっくりする内容を知りました。
金融論的にはドルコスト平均法には「気休め」以上のメリットはありません。過去の買い方によって現在持っている資産のリスクが減る訳ではありませんし、株式のようなリスク資産の価格変動に、ドルコスト平均法が定期一定口数投資よりも有利になるような性質がある訳でもありません。
出典:ほったらかし投資術
この本の中で私の考えていた「ドルコスト平均法は王道の投資手法」という認識(思い込み)を一刀両断されました。
ドルコスト平均法の本質を知らずに、王道の手法だからやれば大丈夫と思い込んでいたんだと思います。
じゃあ、投資する時はどうすればいいのかって思いますよね。
その答えは、「自分に最も合ったやり方を選ぶ」です。
このブログでは次のようなことが分かります。
このブログから分かること
- ドルコスト平均法について理解を深めることができる
- 自分に最も合ったやり方(投資方法)を選ぶことができる
投資をする際に、ある程度守らないといけないルールはありますが、これをすれば絶対に儲かるという手法はありません。
「100%儲かる話=サギ」だと思います。
ドルコスト平均法で積立投資は一般的な手法ですが、自分に最も合ったやり方を選ぶにはどうしたらよいのか一緒に考えていきたいと思います。
最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)/
1.ドルコスト平均法のポイント
1)ドルコスト平均法の本当のメリット
ドルコスト平均法の主なメリットとしては、
- 毎月一定金額で積立ができる
- インデックス投資は取引単位が「口数」なので、基準価額の値上がり、値下がりに合わせて購入金額に応じた購入口数で調整できる
- 相場の値動きに関係なく積立ができる
- 専門的なスキルがなくても毎月積み立てができる
と言われています。これはあなたも知っている内容ではないでしょうか?
しかし、ドルコスト平均法の手法を使って投資をした場合の本当のメリットは、
毎月一定金額の積立投資には、計画的に投資金額を増加させやすく、将来に向けた貯蓄とリスク資産への投資を統合しやすい「実行上の長所」があり、メリットの説明としてはこれで十分です。
出典:ほったらかし投資術
と解説されています。
ドルコスト平均法は投資の王道というよりも、「投資初心者もしくは投資家が投資をする時に最も実行しやすい方法」とするほうが分かりやすいですね(^^)/
2)ドルコスト平均法のデメリット
ドルコスト平均法の主なデメリットとしては、
- 購入するタイミングを逃すリスクがある
- 基準価額が右肩上がりで値上がりした時に購入できる口数が少なくなる
- ドルコスト平均法をしていても必ずもうかるとは限らない
- ドルコスト平均法で投資をしても暴落相場などは回避できない
などがあります。
基準価額が値上がりしているタイミングで投資をすると、購入口数が減るため最終的に儲けが減る可能性があります。
また、「No pain,no gain(痛みなくして得るものなし、または、苦労なくして利益なし)」というように投資にはリスクが必ずあります。
このリスクは小さくすることはできてもゼロにすることはできません。
ドルコスト平均法は投資の王道だからやっていれば儲かるという考え方は持たないようにしないといけませんね。
3)一括投資と分散投資を比較
基準価額とか購入口数とか難しい言葉が出てきましたが、簡単に一括投資と分散投資でどのように違うのか比較してみましょう。
モデルケース:300万円の余剰資金を資産運用(予想利回り5%、分散投資時の基準価額は一定と仮定、コストや税金は計算より省く)
〇一括で300万円を投資し20年間運用
1年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | |
元本 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | 300万円 |
合計(元本+運用収益) | 315万円 | 382万8845円 | 488万6684円 | 623万6785円 | 795万9893円 |
〇分散投資:毎月5万円ずつ5年かけて300万円を投資しその後、15年間運用
5年以降は5年間で積み立てた339万円を元本としています。
1年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | |
元本 | 60万円 | 300万円 | 339万 | 339万 | 339万 |
合計(元本+運用収益) | 61万3629円 | 339万687円 | 432万6594円 | 552万1953円 | 704万7567円 |
一括投資と分散投資の場合、複利効果で約90万円の差が出ます。同じ300万円でもこの差は大きいですね。
これは試算なので、このようにうまくいくとは限りません。
ただ、一括投資と分散投資では時間をかけた時に収益に差が出るということは知っておきたいですね。
2.自分に最も合った投資のやり方を選ぶコツ
インデックス投資は入金ゲームで投資する金額が多ければ多いほど資産を増やすことができる可能性があります。
しかし、投資の根本的な考え方として、
- 余剰資金で投資をする
- 生活を犠牲にしない
この2つはしっかり押さえて投資をしましょう(^^)/
では、投資する方法はどうすればよいのでしょうか。その方法は2つあります。
1)リスク許容度から選ぶ
投資には必ずリスクがあります。
元本割れや為替のリスクがありますが、一番知っておいてもらいたいリスクは「暴落相場で大きく資産が減る可能性がある」ということです。
- 一括投資
- 一括で投資をしたあと暴落相場になるリスクを受け入れることができる
- しっかりと生活防衛資金を確保できている
- 分散投資
- 暴落相場になった場合に元本割れするリスクを受け入れたくない
- 毎月コツコツ投資をしながら確実に積み立てたい
何度もお伝えしていますが、投資にはリスクがあります。
「インデックス投資は基本的に売らない」が基本ですが、お金は生活するための道具です。道具は使って初めて役に立つものです。
一括投資をしてもどうしてもお金が必要な時は無駄な借金はせずに売却してお金を準備することもできます。
再度、自分がどの程度のリスクを受け入れることができるのか考え、自分の受け入れることのできるリスクの範囲内で投資したいですね。
2)入金力から選ぶ
投資をするためには種銭が必要です。
これは毎月どのくらいの収入があるのか、投資に回せるお金はどの程度あるのかによって種銭の額が変わってきます。
- 一括投資
- 生活防衛資金があるため、毎月の余剰資金を全部投資できる
- ボーナスなどすべて投資に回すことができる
- 一括で投資しても困らない
- 分散投資
- 毎月、給料から天引きでコツコツ積立をする
- 種銭は多くないが確実に毎月投資する
リスクの部分と被る部分もありますが、多くの方は分散投資が基本ではないかと思います。私も毎月コツコツ分散投資です(^^)/
ほったらかし投資術にもあるように、毎月コツコツ分散投資することで計画的に資産を増やすことができます。
もし、余剰資金が出てきたら、「毎月の分散投資+余剰資金の一括投資」がサラリーマンにとって最適な実行しやすい方法かもしれませんね(^^)/
3.まとめ:自分に最も合った投資のやり方でお金持ちになろう
一括投資にも分散投資にもそれぞれ、リスクがありメリットやデメリットもあります。
ドルコスト平均法は投資の王道と呼ばれている手法ですが、すべての人に当てはまる手法ではないようです。
しかし、積立投資をする上でドルコスト平均法のように確実に投資できる手法が他にないのも事実です。
- 入金力が大きくリスクを受け入れることができる人は一括投資
- 損をしたくない、毎月コツコツと確実に投資をしたい人は分散投資
- 分散投資をしながら、余剰資金ができたら一括投資
自分の生活スタイル、受け入れることのできるリスクを総合的に判断して投資できると一番良いですね。
実際にやってみないとわからない部分も多いですから、「ほったらかし投資術」を参考に1000円ずつでも始めてみてはいかがでしょうか?
きっと、やってみて良かったと思えると思いますよ。
「あと一歩だけ 前に進もう。」
最後まで読んでいただきありがとうございましたーm(_ _)m