「楽天VTIってなに?」
「楽天VTIに投資しようと思うけど、いくら投資すればいい?」
「楽天VTIに投資しても損をしないか教えて!」
こんな風に悩んでいませんか?
実は、楽天VTIの特徴を知らないまま投資をしていると損をしてしまう場合があります。
なぜなら、投資では「絶対に成功する」かどうかが分からないからです。

私は、2年前からつみたてNISAで楽天VTIに投資をしています。
このまま楽天VTIに投資をするかどうかは、自分の許容できるリスクで考えます。
この記事では、楽天VTIの特徴と楽天VTIに投資をするリスク、投資の方法について詳しく解説します。
この記事を読むと、楽天VTIに投資をして失敗しない方法が分かります。
結論は、私が教える楽天VTIの特徴やリスクを知って投資をすれば、リスクを最小限に資産を増やせます。
- この記事で分かること
- ・楽天VTIの特徴
・楽天VTIに投資をする時のリスク
・楽天VTIに投資をする金額
楽天VTIの特徴

楽天VTIとは米国全体に投資ができる株式インデックスファンド
楽天VTIとは、楽天・全米株式インデックス・ファンドの略称です。
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」という米国の上場投資信託に楽天証券を経由して投資をします。

- バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の特徴
- ・米国全体(上場している小型株~大型株)
・約4000銘柄の米国株式で構成(Seeking Alphaより2023年6月末時点で3883銘柄)
・過去10年のチャートは右肩上がり
VTIはこれ1つで米国株式市場の小型株から大型株まで約4000銘柄の株式に投資ができるファンドです。
そして、楽天VTIはこのVTIに楽天証券を経由して投資できるインデックスファンドです。
- 楽天VTIの特徴
- ・伝統的な株式投資ができる
・米国全体の約4000銘柄の株式に投資ができるため分散が効いている
米国株式に投資を考えているあなたにとって、分散の効いたインデックスファンドです。
楽天VTIのメリット
楽天VTIのメリットは、経済成長の見込める米国に分散を効かせた投資ができることです。
- 楽天VTIのメリット
- ・今後も経済成長の見込める米国に投資ができる
・伝統的な株式のインデックスファンドに投資ができる
・米国全体の約4000銘柄の株式に投資をするため、分散が効いている
・SBI証券、楽天証券の両方で投資ができる
・楽天証券であればiDeCoでも投資ができる
投資家で有名な厚切りジェイソンさんも楽天VTIの投資先であるVTIに投資をしています。

iDeCoも楽天証券で楽天VTIを投資先にしています。
楽天VTIのデメリット
楽天VTIのデメリットは、米国のみに限定した投資であり、今後の経済情勢は誰にも分からないためリスクがあることです。
- 楽天VTIのデメリット
- ・今後の経済情勢は誰も予想できない
・米国のみに投資をするため、全世界株式と比べるとリスクが上がる
・信託報酬が0.162%とS&P500と比べると高め
インデックスファンドで人気の高い全世界株式と比べると、分散は小さく暴落などのリスクが高くなります。
また、信託報酬がS&P500など1%未満に対し、0.162%ととやや高めの設定です。

信託報酬が高いことや全世界株式より分散が小さいことを知っておくことは重要です。
そのリスクをあなたが許容できるかどうかが楽天VTIを選ぶ基準になります。
2.楽天VTIに投資をするポイント

証券会社から開設する時
おススメの証券会社は、SBI証券または楽天証券です。
ポイントの改悪などがありましたが、楽天証券も問題なく使えます。
楽天VTIに投資をする3つのポイント
楽天VTIに投資をするポイントは3つあります。
- 非課税枠を使い切る
- 可能であればクレジットカードで積み立てをする(クレカ積立)
- 非課税枠を使い切ってから特定口座(源泉徴収あり)を使う
ポイント①非課税枠を使い切る
ポイント1つ目は、非課税枠を使い切るです。
非課税枠は「つみたてNISA」を使います。
長期積立を目的とするので「一般NISA」は使いません。
まずは、つみたてNISAの非課税枠の年間40万円を使い切りましょう。
- 毎月3万3333円の積立を設定(年間39万9996円)
- 毎月3万3000円とボーナス積立で2000円×2回を設定
おススメはボーナス積立を設定する方法です。
この方法だと非課税枠40万円をきっちり使いきれます。

2024年からは新NISAに移行します。
非課税枠は年間360万円になりますが、あなたにとって無理のない金額を設定し投資をしましょう。
ポイント②可能であればクレジットカードで積み立てをする(クレカ積立)
ポイントの2つ目は、可能であればクレジットカード決済(クレカ積立)を使うです。
クレカ積立の上限金額は5万円、そしてポイント還元でポイントをもらうことができます。
- 楽天証券
- ・楽天カード決済でポイント0.5%還元
- SBI証券
- ・三井住友カード決済でポイント0.5%還元
・三井住友ゴールドカード決済であればポイント1%還元
クレカ積立の場合、ボーナス設定ができないため毎月3万3333円(年間39万9996円)の投資となります。
楽天証券の場合
楽天カード決済のポイント還元率は0.2%でしたが、制度改正により0.5%に改善されています。
SBI証券の場合
SBI証券の場合は、使用するクレジットカードによってポイント還元率が違います。
三井住友カードのプラチナは年会費が高いため、ポイント還元率が2%でも使うメリットはないと考えます。
- クレジットカードの違い
- ・三井住友カード:還元率0.5%
・年会費:無料
・三井住友カード ゴールド:還元率1%
・年会費:5500円
・年間利用金額100万円以上で翌年以降の年会費永年無料(投資信託などの購入費用は除く)
・三井住友カード プラチナ:還元率2%
・年会費:3万3000円
三井住友カードのゴールドの場合、年間利用金額が100万円を超えると翌年以降の年会費が永年無料になります(100万円修行と呼ばれています)
投資信託の購入費用はこの100万円に含まれませんが、家賃など固定費の支払いに利用すれば十分達成可能でしょう。

クレジットカード決済を定期的に使うことに抵抗がないかたは試す価値ありです。
ポイント③生活防衛資金以外はできるだけつみたてNISAに投資する
ポイントの3つ目は、生活防衛資金以外はできるだけつみたてNISAに投資するです。
2024年1月からつみたてNISAが制度改正されます。
タイトル | 現行のつみたてNISA | 2024年1月からの新NISA |
年間非課税枠 | 40万円 | 360万円 |
非課税保有期間 | 20年間 | 無期限 |
非課税保有限度額 | 800万円 | 1800万円 |
非課税枠の再利用 | できない | できる |
生活防衛資金の目安は、毎月の支出 × 月数です。
- 会社員:必要月数は3~6か月
- 会社員以外:6か月~12か月以上
2024年からのNISA制度の改正で、年間投資枠の拡充と非課税枠の再利用ができるようになりました。
これにより、つみたてNISAの活用方法が大きく変わります。
- 新NISAの活用方法
- ・生活防衛資金を確保したら、それ以外の資金はつみたてNISAに投資をする
・資金が必要なイベントの時には、売却して資金を確保する
結婚資金
子どもの進学準備金
・売却したら、また、積み立てる
・暴落相場の時は絶対に売らない
まだ、制度が始まっていないのではっきりとしませんが、新NISA制度を活用することで生活が豊かになる可能性が高いです。
3.楽天VTIに投資をする時の注意点

楽天VTIを買う時の注意点としては、次の3つがあります。
- クレカ積立ではボーナス積立の設定ができない
- 信託報酬がやや高め
- SBI証券にVTIに連動したインデックスファンドがある
クレカ積立ではボーナス積立の設定ができない
クレカ積立ではボーナス積立の設定が基本的にできないため、現在のつみたてNISAの非課税枠40万円を使い切ることができません。
しかし、2024年の新NISAからは年間投資枠が360万円に拡充されます。

あなたの生活に合わせてコツコツと積み立て投資をしていきましょう。
2)信託報酬がやや高め
楽天VTIは信託報酬(コスト)がやや高めの年間0.162%と設定されています。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500):0.0968%
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー):0.1144%
- SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI・V・全米株式):0.0938%
人気のS&P500や全世界株式と比べると信託報酬が高く設定されています。
信託報酬ではS&P500におよびません。
しかし、S&P500よりも米国全体に分散させて投資のできるインデックスファンドです。
3)SBI証券にVTIに連動したインデックスファンドがある
VTIに連動したインデックスファンドはSBIにも「SBI・V・全米株式インデックスファンド(通称:SBI・V・全米株式)」があります。
これは楽天証券では取り扱いがありません。
SBI証券を開設している場合、SBI・V・全米株式も選択肢になるでしょう。
信託報酬も0.0938%と楽天VTIより安いです。
楽天VTIの場合は、楽天証券でもSBI証券でも取り扱いがあるため、どちらでも楽天VTIに投資をすることができます。

楽天証券からSBI証券へ移管する(証券会社を変更する)場合、またはその逆の場合でも、移管してそのまま継続して楽天VTIに投資をすることができます。
まとめ:米国全体に投資をするなら楽天VTIがおススメ!
今回の記事では以下のことについて解説しました。
- 楽天VTIの特徴
- 楽天VTIに投資をする時のリスク
- 楽天VTIに投資をする金額
楽天VTIは、米国株式に投資を考えている場合、分散の効いたインデックスファンドです。
- 伝統的な株式投資ができる
- 米国全体に投資できるため分散が効いている
楽天VTIだけでも十分に資産運用ができると考えています。
しかし、投資にはリスクがあります。
- 楽天VTIのデメリット
- ・今後の経済情勢は誰も予想できない
・米国のみに投資をするため、全世界株式と比べるとリスクが上がる
・信託報酬が0.162%とS&P500と比べると高め
「No pain,no gain(痛みなくして得るものなし、または、苦労なくして利益なし)」
自分の生活に支障が出ない範囲でリスクを取って資産運用することが大切です。
つみたてNISAをはじめ、インデックス投資は小額から投資をすることができます。
- 家計を見直し固定費を削減して家計を倹約
- 倹約したお金で生活防衛資金を準備
- しっかり働いて稼いで種銭を作る
- 種銭を楽天VTIにつみたてNISAで投資をして資産運用
あなたのリスクをしっかり考え、てつみたてNISAで楽天VTIに投資をしましょう!
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