こんにちは(^^)/くまのかずくんです。
つみたてNISAが流行っているようですが、NISA(一般・つみたて)とジュニアNISAを合計しても1710万口座程度で日本人口(1億2500万人)当たり約14%程度の普及率です。
その中、ジュニアNISAはその制度の特徴からあまり人気がなく2023年12月末で廃止が決まっています。
ところが、廃止が決まった後から人気が出てきて、口座開設数が伸びています。
金融庁のデータによると2021年3月末から6月末にかけて10%以上口座開設数が増えたようです。
2021年3月末:50万2472口座→6月末:56万9639口座(13.4%増加)
ちなみに私もジュニアNISA口座を開設し活用しています。

つみたてNISAをやっとやり始めたのにジュニアNISAまでお金が回らないわよ
ジュニアNISAには廃止に伴う制度変更でとってもお得になったんだよ!

このブログを読んでいただくと次のようなメリットがあります。
メリット
- ジュニアNISAについて分かる
- ジュニアNISAの活用方法が分かる
- 子どもの教育資金の準備
- 子どもに証券口座がプレゼントできる
それでは、順番にお話ししていきたいと思います。
廃止はされますがジュニアNISAをうまく活用して今後の生活にゆとりをもたせましょう。
最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)/
1.ジュニアNISA制度の仕組み
ジュニアNISAは0~17歳までの未成年の人が開設できます。
ジュニアNISAの概要は以下の表にまとめてみました。
概要の中で、一番ネックだった部分は「18歳までは基本的に払い出せない」ですね。
大学入学用の資金目的で積み立てていても、
- 小学校、中学校、高校進学時に私立に入学し急遽教育資金が必要になった
- 難関大学など進学するための学習塾代が必要になった
というような、大学までに教育費用が急遽必要になる出来事は何が起こるか分かりません。
年間80万円、5年間の非課税投資期間というのは一般NISAの規模を少し小さくした感じですが、毎月66,666円(年額799,992円)を5年間積み立てた場合、
これを、18歳までの残り13年間そのままジュニアNISA口座で資産運用すると、
資産運用の結果、約850万円になります(@_@)(5年間毎月66,660円、想定利回り5%、コスト無)
毎月6万円は難しくても、児童手当を使って毎月3万円、5年間積み立てていったとすると、
約200万円になります(5年間毎月3万円、想定利回り5%、コスト無)
そして、その200万円を10年間そのまま資産運用した場合、
教育資金として300万円以上は準備できます。
300万円大学入学時に手元にあれば、
- 大学入学金
- 一人暮らしなど生活準備資金
- 大学生活時の毎月の仕送り(毎月62,500円×4年間=300万円)
というような感じに使うことができます。
これに奨学金を併用すれば、私立大学の医歯系学部を除けば大学進学後にかかる学費がずいぶん楽になると思います。
しかし、ジュニアNISAに人気が出なかったのは、
- 18歳までは基本的に払い出せない
- 非課税投資期間が5年間
- 年間80万円が上限
という資金固定をはじめ制限が多かったからですね。
2.廃止が決まってから使いやすくなったジュニアNISA
ジュニアNISAは、教育資金の準備にはもってこいの資産運用だと思いました。
しかし、
- 18歳までは基本的に払い出せない
- 途中解約するとさかのぼって税金が発生
- 非課税投資期間が5年間
- 年間80万円が上限
というような制限があり、口座開設数が伸び悩み2023年12月末で廃止が決定しました。
しかし、廃止に伴う制度改正があり一変して非常に使いやすい仕組みに変わりました(^^)/
- 2024年以降いつでも解約できる
- 解約しても非課税
- 2024年以降も子どもが18歳になるまで非課税
もし、最初からこの仕組みなら口座開設数はもっと増えていたかもしれませんね(^^;)
廃止時期は2023年12月末ですから、残り2年の投資枠で最大160万円を運用することができます。
資産運用の場合、一般的に15年以上運用できると元本割れしにくいといわれています。
私は10年~15年程度運用できれば元本割れしにくいと考え運用しています。
ちなみに、160万円を10年間運用できれば、約260万円になります。
仕送りで使うとしても、260万円÷12か月÷4年=約54,000、毎月仕送りができます。
教育資金の準備といえば学資保険、教育資金が足りないときは教育ローンが一般的ですが、ジュニアNISAの活用も1つの手段として使えそうですね(^^)/
ここで、大切なことがあります。
資産運用は元本割れなどリスクを伴います。
「No pain,no gain(痛みなくして得るものなし、または、苦労なくして利益なし)」
上手にリスクを取って資産運用していきたいですね。
3.ジュニアNISA制度の活用方法
それでは私の考えるジュニアNISAの活用方法です。
子供が小さいうちは、大学に進学するかどうかなどは全く分かりません。
世間一般的には大学に行くことが多いようです。
しかし、難関大学=優秀な社会人というわけでもありません。
大学に行ってなくても素晴らしい社会人はたくさんいらっしゃいます。
子どもが大きくなった時に選択できるような準備ができると一番いいと思います。
そこで、
- 大学など進学しても良いように教育資金を準備する
- 社会人になった時に証券口座をプレゼント
この2点で活用方法を考えたいと思います。
なお、資産運用の手法としてはやはりインデックス投資がおススメです。
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投資初心者におススメの資産運用は【つみたてNISAでインデックス投資】
続きを見る
1)子どもの教育資金を準備する
子どもが18歳になるまでに10年以上の時間があれば、ジュニアNISAは活用すべきと考えます。
今から準備すれば、2023年12月末までに80万円×2年分=最大160万円の非課税枠が使えます。
使い方としては、まず目的地を決めましょう。
- 教育資金として何に使うのかを決める
- 準備すべき金額を計算する
- 準備すべき金額を得るための資金を計算する
これらをもとにプランを考えてみました。

今現在、6歳前後の子どもがいる場合、検討する価値ありだと思います。
また、0~5歳の子どもがいる場合、10年以上の資産運用ができるため元本割れのリスクが抑えられます。
また、ジュニアNISAは2024年以降、途中で解約可能であるため万が一急な資金が必要になっても、解約できないという資金固定がなくなるため安心して資産運用ができます。
もしくは、
- ジュニアNISAの期間はジュニアNISAで毎月コツコツ積み立て
- ジュニアNISA期間終了後は自分のつみたてNISA口座もしくは特定口座でコツコツ積み立て
どの方法を選択するかは、子どもが18歳になるまでの残り時間次第だと思います。
コツコツ貯金も資産運用の手法の一つですが、インフレのリスクに弱いこと、大学の授業料などもインフレで昔に比べると確実に値上がりしています。
何度もお伝えしますが、10~15年以上の時間があるならジュニアNISAはおススメできると思います。
2)子どもに証券口座をプレゼントできる
次に、大学へ行くかもしれないと教育資金を準備しても、もし行かなかったら?という場合です。
その時は証券口座を社会人としてのお祝いや20歳のお祝いにプレゼントしましょう。
証券口座を持つことや積立で資産運用をすることが勉強できますし、今年から高校の家庭科の授業で投資の授業が始まると言われています。
サラリーマンで継続して積立て資産運用することもできますし、そこからセミFIREなどを目指すかもしれません。
教育資金を準備するつもりでジュニアNISA口座を活用することが、
子どもの資産運用の教育にもつながると思います。
お金の関する知識があれば詐欺などが横行する社会の中で生き抜くことも十分できると思います。
金額の大きさは気にせず、子どもにプレゼントできるように証券口座を準備してみませんか?
4.まとめ
ジュニアNISAは廃止まで残り2年分の投資枠しかありません。
投資をする時間に限りがあります。
私は楽天証券でジュニアNISAの開設を申し込んでから、開設されるまでに1か月以上の時間がかかりました。
使う使わないは別として、
- とりあえず開設の申し込みをする
- 開設までの待ち時間で生活支出の固定費を見直す
- 必要な教育資金など将来設計を考える
という感じで、行動してみてはどうでしょうか?
ジュニアNISAはやっぱりいらないと思えば、そのまま放置。
ジュニアNISAで教育資金を準備しようと思えば、無理のない範囲で資産運用。
証券口座は使っても使わなくても無料です。
今後の生活設計を見直し教育資金などの準備にジュニアNISAを活用してみませんか?
「あと一歩だけ、前に進もう。」
最後までお読みいただきありがとうございましたーm(_ _)m