
あなたが毎月納めている年金が投資で運用されてるって知ってる?

えっ、私たちの年金って投資で運用されていたの?投資って損することもあるし、投資した年金が減ってしまったら私たちの年金ってもっともらえなくなるんじゃないの?
大丈夫。投資は投資は損をすることもあるけど、きちんとリスク管理をすれば安全に運用することもできるんだよ。

年金は「年金積立金管理運用独立行政法人」というところで運用されており、毎年の収益もホープページで公開されています。
運用状況は、
- 収益率:年率平均プラス3.69%、令和3年度はプラス3.19兆円
- 累積収益額:プラス105.4兆円(平成13年より運用開始)
となっています。
運用している金額が196兆円を超えているのでプラス収益も大きいですね(^^;

リスクを管理して投資で運用すると、資産を増やすことができるんだね。でも、年金ってどんな風にリスクを管理しているの?
じゃあ、年金がどんな風にリスク管理をしているのか一緒に見ていこうね。

このブログを読んでいただくと次のようなことが分かります。
このブログから分かること
- 年金の運用方法が分かる
- リスクを考えた投資の方法が分かる
年金がどんな投資の仕方をしているのかを知ることで、自分の資産運用に生かせることがあるのではないかと思います。

ぜひ最後まで読んでくださいね(^^)/
1.年金の運用
1)年金の運用状況
年金の運用については、「年金積立金管理運用独立行政法人」のホームページで運用状況が報告されています。
私たちの年金は減ってしまうといけない資産(損ができない資産)なのでいろいろなところに配慮がされています。
ちなみに、運用されている年金積立金の割合は年金の財源全体の1割程度で、私たちの納めている年金が財源全体の7割を占めています。
2)年金の運用方法
年金の運用方法はインデックス投資です。
投資先は、
- 国内債券25%
- 外国債券25%
- 国内株式25%
- 外国株式25%
となっています。
インデックス投資は、長期・分散投資で投資をすれば誰でも同じような成果が出る投資手法です。
年金の運用は「損をする」わけにはいかないので、きちんと国内外の債券や株式というように分散して投資をしています。
私は株式投資のみしていますが、将来的には債券への分散投資も必要かもしれないと考えています。
それは、リスク管理をするためです。
3)年金のリスク管理方法
株式と債券には次のような特徴があります。
- 株式の特徴
- 流動性がある:いつでも売買できる
- ハイリスク・ハイリターン:値動きが大きい
- 長期的な期待利回りは一般的に年利4~7%
- 配当金がもらえる
- インフレに強い
- 債券の特徴
- 満期保有すれば額面金額を受け取れる
- 利息がもらえる
- 流動性がある:一部、売却できないものもある
- ローリスク・ローリターン
- 長期的な期待利回りは一般的に年利0.3~4%
この特徴から、
- 景気が良い時は債券が売られ株式が買われる
- 景気が後退気味の時は、株式が売られ債券が買われる
という「逆相関関係」にあるため、株式と債券を持っているとお互いの値動きをカバーするような形になります。
年金は25%ずつ国内外の株式と債券に分散して割合を組んでおり(ポートフォリオ)、リスクがしっかり管理されており損をしにくい状態になっています。
そして、このポートフォリオの割合が維持できるように、株式や債券を売買して調整しています(リバランス)
リスクをしっかり管理する面では私たちの資産運用にも生かせるところですが、株式の売買をして調整するのはなんか難しいですね。
ここはリスクをどのように考えるかで対応することができます(^^)/
2.自分のお金の運用方法
1)リスクをどのように考えるか
年金の運用額は190兆円以上と莫大な金額です。
1%のコストでも値下がりでも変動する金額は運用額が大きいため莫大になります(190兆円×1%=1.9兆円)
私たちのお金はそれぞれ投資期間、年収などにより異なりますが、年金のような運用額ではありません。
コストはしっかり管理すべきですが、元本割れなどのリスクを許容できるのであれば株式投資のみでも問題ないかもしれません。
「No pain,no gain(痛みなくして得るものなし、または、苦労なくして利益なし)」
リスクを許容することで得られるリターンも大きくなります。
インデックス投資の場合、長期運用することで元本割れのリスクは小さくなりますので、そのリスクを許容できるかどうかが大きなポイントですね(^^)/
2)自分のお金を運用するコツ
リスクを踏まえた上で私の考える資産運用は、
- リスクが許容できる人
- 株式投資に集中投資で運用。ただしオールカントリーなど投資先はしっかり分散する。
- リスクを少しは許容できるけど、できれば損をしたくない人
- 株式投資で集中投資で運用。ただしオールカントリーなど投資先はしっかり分散する。
- 資産額が一定金額(1千万円など)を超えてきたら債券なども取り入れて分散をする。
- できるだけリスクを抑えたい人
- 株式と債券にそれぞれ分散させて投資をする(年金の分散がよい見本です)
- 毎年、債券と株式の比率の見直しをする(リバランス)
といった感じになります。
リスクが大きいほど、得られるリターンも大きい可能性があります。
運用したお金が増える可能性は「リスクが許容できる人>リスクを少し許容できる人>リスクを抑えたい人」という並びになります。
あくまで可能性であり、未来のことは誰にも分かりません。そこが難しいところですよね(^^;)
なお、リスクが許容できてほったらかしで投資をしたい人には、「ほったらかし投資術」がおススメです。
全世界株式に長期積立投資ができ、リバランスも不要です(^^)/
3.まとめ:リスク管理をしっかりしてお金の運用しよう
「損をしたくない」
そんな気持ちはみんな同じです。
年金の運用は損ができないのでリスクをしっかり分散させることで、安定した運用ができるように管理されています。
年金の運用をマネすることができれば、同じようにリスク管理もできます。
自分の時間を使って稼いだお金ですから、自分のリスク許容度に合わせて上手に資産運用できるといいですね。
一緒にリスクを考えてお金を運用していきましょう。
「あと一歩だけ 前に進もう。」
最後まで読んでいただきありがとうございましたーm(_ _)m