
セミリタイアを目指すためには資産運用が必須です(^^)/
セミリタイアとはFIREの1つです。
FIREには、
- Fat FIRE(ファットファイア)
- Lean FIRE(リーンファイア)
- Side FIRE(サイドファイア)
- Barista FIRE(バリスタファイア)
以上の4種類があり、セミリタイアは「Side FIRE(サイドファイア)」や「Barista FIRE(バリスタファイア)」に含まれます。
サラリーマンならFIREは誰もがやってみたいと思うゴールみたいなものですね。
そこで今回の記事では、FIREの中でもセミリタイアを目指すために必要な資産運用に対する考え方について解説しました。
今回の記事で分かること
- 4つのFIREの違い
- セミリタイアを目指すために必要なこと
- セミリタイアをするための資産運用
セミリタイアにしてもFIREを目指すためには、それなりの覚悟が必要です。
しかし、やり方次第では誰にでも実現できる可能性があります。
今回の記事を読めばFIREに関する情報を整理できると共に、自分にとって最適なFIREのスタイルを考えることができます。

ぜひ最後まで読んでくださいね(^^)/
1.4つのFIREの違い
FIREとは、経済的自由と早期リタイアのことで4つの種類あります。
4つのFIRE
- Fat FIRE(ファットファイア)
- Lean FIRE(リーンファイア)
- Side FIRE(サイドファイア)
- Barista FIRE(バリスタファイア)
4つのFIREのうち、一番難易度が高いのは「Fat FIRE(ファットファイア)」です。

順番に解説するね(^^)/
1)Fat FIRE(ファットファイア)
Fat FIRE(ファットファイア)とは、資産所得ですべての生活費を補うものです。
Fat FIREを達成するためには、少なくとも4~5憶円程度の資産が必要です。
- 4億円を年利4%で資産運用
- 資産所得は1600万円
- 社会保険料や税金を支払い手残りは1200万円前後
- 毎月100万円前後のお金で生活をする
これは、一例ですが要するに「働かずに生活をする、贅沢したいならとにかくたくさんの資産が必要」という形のFIREです。
このFat FIREを達成できる人は、ごく一部の人であり難易度が一番高いですね。
2)Lean FIRE(リーンファイア)
Lean FIRE(リーンファイア)とは、最低限度の生活費を資産所得で補い、それ以上にお金を使うことがないものです。
働かなくてもいいけれど、贅沢はできない、超倹約家のような質素な生活が求められます。
Lean FIREの場合、毎月の生活費が少なければ少ないほど少ない資産で達成できます。
- 毎月の生活費が15万円
- 年間で必要な生活費は、15万円×12カ月=180万円
- 年間180万円の資産所得は年利4%計算で約4500万円
このLean FIREの達成は、必要な資産額が少なめであり達成の難易度は下がります。
しかし、時間的な自由だけで経済的に質素な生活が求められるため、目指す人には違う意味での覚悟が必要ですね。
3)Side FIRE(サイドファイア)
Side FIRE(サイドファイア)とは、資産収入と副業で生活費を稼ぐスタイルです。
副業は自分のやりたい仕事でお金を稼ぎます。
毎月の生活費のうち最低限度の生活費を20万円、ゆとり費を10万円とした場合、
- 生活費20万円×12カ月=240万円、生活費は資産所得で補う
- 年間240万円の資産所得は年利4%計算で約6000万円
- ゆとり費10万円×12カ月=120万円、ゆとり費は副業で補う
- 毎月10万円アルバイトなどで稼ぐ
ここでよく勘違いするのですが、Side FIREは生活費を働いて稼がなくても良い状況になっているということです。
資産所得だけでは生活費が足りず、少しでも働いたお金を補填するようであれば、まだSide FIREは達成できていません。
生活費は働いて稼がなくてもよいため、
- 嫌な仕事は断ることができる
- 自分の好きな時に働くことができる
- もし働けなくなっても(仕事がなくなっても)困らない
経済的にも時間的にも自由な状況で自分のやりたいこともできて、到達する難易度もやや低めです。
4)Barista FIRE(バリスタファイア)
Barista FIRE(バリスタファイア)とは、Side FIREと同じように、資産所得と副業で生活費を稼ぐスタイルです。
しかし、Side FIREと異なる点は、副業は自分の好きな仕事ではなく時短などの勤務時間で雇用されて稼ぐものです。
生活費を補うことのできる資産所得があれば、働いても働かなくてもよい状態であることはSide FIREと同じです。
大きく違うところは「雇用されている」ところであり、
- 職場のコミュニティを継続したい
- 勤務時間を調節して社会保険を維持したい
こういった目的があれば、Barista FIREは目指しやすいFIREと言えるでしょう。
辞めたい状況になっても生活に困ることはないため、仕事に対するストレスは小さくてすみますね。
2.セミリタイアを目指すために必要なこと
私の目標はセミリタイアを目指しています。
FIREの種類の中でいうと、Side FIRE(サイドファイア)にあたります。
4つのFIREの説明の中で、「生活費を資産所得で補うこと」がFIREの条件となっていることを解説しました。
そのためには自分の生活費にいくら必要かなど家計の把握や見直しが必要になります。
そこで、セミリタイアを目指すために必要な次の4つのポイントについて解説します。
4つのポイント
- 家計の把握
- 家計の改善
- 投資
- 金融リテラシー

順番に解説するね(^^)/
1)家計の把握
まず1つ目として、生活費を資産所得で補うためには生活費がどの程度必要か知る必要があります。
そのためには、家計簿をつけて家計を把握する。
それしか方法はありません。
今は、スマホのアプリなど使いやすい家計簿がたくさんあります。
私はマネーフォワードMEを使っていますが、その他にも使いやす家計簿はたくさんあります。
有料から無料、自動入力できるものや手入力するもの、自分に合ったものを使うほうが継続できます。
まずは家計簿を継続してつけて家計を把握しましょう。
-
-
あなたはできる?家計管理の第一歩は【家計簿】をつけること
続きを見る
2)家計の改善
2つ目は、家計の改善です。
家計簿をつけているとお金の動きが分かります。
- 収入
- 支出
- 固定費:毎月必ず支払いのあるほぼ決まった金額(家賃や水道光熱費、通信費、保険料など)
- 変動費:毎月の支払に変動があるもの(食費など)
- ゆとり費(贅沢費)
収入はすぐに増やすことができませんが、支出を見直すことでお金を貯めることができます。
支出の中でも、見直すと効果抜群のものが「固定費」です。
私は、固定費の中でも見直しやすい「スマホ代・電気代・保険料」を見直し、年間約40万円も倹約することができました。
収入を40万円増やそうとすると、残業時間を増やしたりと、多くの時間と労働力が必要です。
しかし、固定費の見直しはちょっとした手間をかけることで、支出を大きく削減することができます。
-
-
見直すと効果抜群!倹約できる3つの固定費
続きを見る
-
-
【固定費の見直し】から6か月経過!実績報告
続きを見る
普通に家計改善を目的とするのであれば、この3つの固定費を見直して削減するだけでも十分です。
しかし、セミリタイアを目指すのであれば、とことん無駄な支出を削減する必要があります。
毎月の生活費が少なければ少ないほど、セミリタイアに必要な資産額が小さくてすみます。
- 住宅ローンがあるのであれば、ローンの利率を確認し借り換えを考える
- ふるさと納税などを利用しとことん節税をする
- ふるさと納税の返礼品は日用品などにする
- その他ローンの見直しを行い、利息が高いものは優先的に返済
その他、変動費やゆとり費の見直しもすることで生活費を倹約でき、セミリタイアに必要な資産額を小さくすることができます。
セミリタイアをはじめ、FIREを達成するために必要なことは、収入の大きさではなく家計の中に占める貯蓄率です。

しっかり家計の見直しを行い、家計を改善しましょう(^^)/
-
-
お金の貯まる家計簿の作り方!支出のカテゴリーを工夫しよう
続きを見る
3)投資
3つ目は、投資です。
FIREをするためには、資産所得が必須です。
- 家計を見直し、支出を削減してお金を貯める
- 貯めたお金を資産運用で増やす
貯めるだけではお金は増えません。
お金を増やすためには、バビロン大富豪の教えの黄金に愛される7つの道具の中でも言われているように貯えたお金に働いてもらう必要があります。
投資は伝統的な資産である「株式投資」がおススメです。
株式投資の中でもつみたてNISAでインデックス投資がおススメできる投資の手法です。

投資に関しては次の「資産運用」のパートで詳しく解説します(^^)/
4)金融リテラシー
4つ目は、金融リテラシーです。
金融リテラシーとは、「お金に関する知識やそれを活用する能力」のことをいいます。
FIREを目指す場合、お金を貯めるだけではなく、守る、使う、増やすなど総合的なお金のスキルである金融リテラシーは必須です。
固定費を削減し、投資で資産運用をしながらお金の勉強もする。
これが一番時間を有効に使えるでしょう。

金融リテラシーを高めることでセミリタイアを達成できる可能性も高くなるね(^^)/
-
-
【お金の勉強】初心者は「バビロン大富豪の教え」から学べ!
続きを見る
3.セミリタイアをするための資産運用
セミリタイアをはじめFIREを達成するために資産運用は必須です。
投資に詳しい専門家であれば、上手に資産運用ができ確実に資産を増やすことができるかもしれません。
しかし、私たちにはそんな投資のスキルはありません。
そこで、セミリタイアをするための資産運用について次の2つのポイントについて解説します。
2つのポイント
- 資産運用に対するリスクを考える
- インデックス投資で資産運用

順番に解説するね(^^)/
1)資産運用に対するリスクを考える
資産運用にはリスクがあります。
伝統的な株式投資先の場合、
- 価格変動リスク
- 信用リスク(倒産リスク)
- 流動性リスク
などがあり、損をする可能性があります。
これらのリスクに対する対処方法は、
- 分散投資をする
- 銘柄
- 地域
- 時間
- 長期投資をする
であり、これらを全て兼ね備えたものが「インデックス投資で長期積立」です。
投資には必ずリスクがあります。
資産運用を成功させる秘訣は、「自分の投資に対するリスク許容度をきちんと把握しコツコツ積み立てることができる」です。
ここでいう「リスク許容度」とは株価などの値動きにどれだけ我慢できるか、その市場にとどまり続けられるかです。

暴落相場が起こってもコツコツ積み立てられる投資先の選択が重要だね(^^)/
2)インデックス投資で資産運用
FIREを目的とした資産運用のシミュレーションです。
セミリタイアを目指して、毎月20万円の資産所得を得られるようにするとなると、利回り4%の計算で6千万円必要です。
- 20万円×12カ月=年間240万円
- 6千万円×4%=240万円
- 売却に伴う税金などは計算していません
6千万円の資産を作るとなると、毎月の積立に必要なお金は、
20年間積み立てる計算で毎月約15万円です(インデックス投資、5%の利回りで計算、コストは省く)
ひょえ~、毎月15万円とか積立できないよ・・・(ーー;)


お金を貯めることはすぐにはできないことなんだよ。これで、すぐに大金が手に入るような話がサギだと分かるね(^^)/
投資に詳しい専門家でもない私たちができることは、時間(複利)を味方につけた資産運用、インデックス投資です。
インデックス投資で資産運用する場合、株式の投資信託をおススメします。
-
-
投資初心者におススメの資産運用は【つみたてNISAでインデックス投資】
続きを見る
つみたてNISAを利用することで「年間40万円まで非課税」で運用することができます。
しかし、つみたてNISAの上限枠の40万円では、20年間積立投資を行っても1300万円程度の資産にしかなりません。
セミリタイアなどFIREを目指す場合は、必要な資金を考えるとつみたてNISAの投資枠だけでなく特定口座も使う必要があります。
特定口座は課税はされますが、税金などに関する手続きは自動的にしてくれる投資枠で投資金額に上限がありません。
インデックス投資で投資信託に、
- つみたてNISAの上限枠まで投資
- 目標とする資金になるように特定口座に投資
以上のように投資をする必要があります。
しかし、最低限の生活防衛資金は貯金で持っておく必要があります。
それ以外の固定費を削減できたお金などは、「インデックス投資で投資信託に長期積立をすることで資産を増やしていく」ことでセミリタイアに近づくことができます。
また、インデックス投資は「入金ゲーム」とも呼ばれています。
- 家計を見直して生活費を倹約
- 倹約できたお金を種銭として投資
- 本業や副業でしっかり稼いで種銭を作り投資
投資をする種銭を作るためにも①から③を繰り返して資産を増やす。

これがセミリタイアを目指すための資産運用ですね(^^)/
-
-
絶対必要!投資を始める前にやっておきたい3つのこと
続きを見る
4.まとめ:セミリタイアなどFIREを目指すためには生活費の倹約と資産運用が必須
今回の記事では以下の3つについて解説しました。
今回の記事で解説した3つのこと
- 4つのFIREの違い
- セミリタイアを目指すために必要なこと
- セミリタイアをするための資産運用
目指すFIREによって必要な資産所得が大きく異なります。
その中でもセミリタイア(Side FIRE:サイドファイア)は比較的目指しやすいFIREです。
しかし、生活費を補うための資産所得を得るためには投資が必須です。
- 短期間で高いリスクを取りながら資産を運用するのか
- 時間(複利)を味方にしてリスクを最小限にして資産運用するのか
私は後者でリスクを最小限に時間(複利)を味方に資産運用を選択します。
資産が増えるために時間は必要ですが、その時間を自分のスキルの突き上げや生活の改善など使いセミリタイアを目指したいと考えています。
仮に、セミリタイアが達成できるタイミングで暴落相場に遭遇してもスキルの積み上げや生活の改善ができていれば困ることはないでしょう。
これもリスクを考えた行動かも分かりませんね。
あなたも一緒に「セミリタイア」目指してみませんか?
「あと一歩だけ 前に進もう。」
最後まで読んでいただきありがとうございましたーm(_ _)m