こんにちは(^^)/くまのかずくんです。
1ドル134円台と円安がどんどん進んでいますね。1ドル134円台は約20年4か月ぶりだそうです。
毎日のニュースでも円安が取り上げられていますが、円安になると何が問題なんでしょうか?
円安になると、
- 外国からの輸入品に対するコストが上がる
- 資源を輸入品に頼っている日本国内の物価上昇につながる
といった生活に対する影響があります。
今はガソリンも高騰していますから、
- 燃料費高騰に伴う輸送コストの増大
- 燃料費高騰に伴う電気代の値上がり
- 石油製品の値上がり
といった生活にかかわる全てのモノが値上がりしています。
しかし、私たちは値上がりしても
- 生活するためには電気が必要
- 車に乗るためにはガソリンが必要
- 物価の値段が上がっても無駄をなくして購入
と、生活しないわけにはいきません。
こんな時こそ【自分の投資手法】を見直しましょう。
このブログを読んでいただくと次のようなことが分かります。
今回のブログで分かること
- ドルに対する円安円高時の生活への影響が分かる
- 円安ドル高など為替相場の変動時の対処方法が分かる
- 経済が不安定な時こそ自分の投資手法の見直しができる
- ドルコスト平均法でインデックス投資ができる
この記事を読んでいただくと為替相場のことが分かると思います。
為替の理解を深めて自分の投資手法を見直し、投資の目的を見失わずに積立投資を続けたいものです。
それでは、最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)/
1.円安が生活に影響を与えるワケ
ほとんどの方が使うのはアメリカのドルだと思うので、円とドルの為替についてお話しします。
1)為替相場の仕組み
円とドルの為替レートは以前は固定だったってご存じでしたか?
「1ドル360円」(1949年)の固定相場だったようです。
今の1ドル130円台でも円安って騒いでいるのに日本企業は破綻しますね。
その後1973年に今の変動相場制になりました。
為替相場で表現される円安、円高というのはドルに対する日本円の価値を表しています。
- 円安:ドルに対し日本円の価値が下がっている
- 円高:ドルに対し日本円の価値が上がっている
いまいち、すっきりしない説明ですよね(笑)
具体的な例を一覧にまとめてみました。

これを見ていただくと、
- 円高の時:円→ドルは得、ドル→円は損
- 円安の時:円→ドルは損、ドル→円は得
というように見えます。
これは日本人から見た損得の考え方です。
つまり、日本人が為替相場を見る時は、少ない日本円でたくさんのドルに換えたい時です。
円高の時にドルに換えて、円安の時に日本円に戻すと得ということになります。
しかし、アメリカ側から見れば、少ないドルでたくさんの日本円に換えたいとなります。
円安の時に日本円に換えて、円高の時にドルに換えるほうが得になります。
為替相場は日々動いていますからそんなに都合よく円安、円高になることはありません。
2)円安が生活に与える影響
先ほどの為替比較表に貿易の損得を追加してみました。

円高のメリットとしては、海外の商品が安く買えるということですね。
しかし、円高の場合、輸出の商品の値段が上がります。
日本円で150円の商品を輸出した場合、
- 円高:1ドル100円→1.5ドル必要
- 円安:1ドル150円→1ドル
となります。
円高のデメリットは輸出で価格競争に負けたり売れにくくなることですね。
円高のメリットとデメリット
- メリット:海外の商品が安く買える(輸入に有利)
- デメリット:商品の価格競争に負けたり、売れにくくなる(輸出に不利)
では、円安はどうでしょうか?
円安のメリットは、輸出で安く商品を売ることができます。
安くて良い商品であればたくさん売れて儲けが増えます。
しかし、日本は食料やさまざまな資源を輸入に頼っているため輸入コストが増えます。
そのため、商品の原価が高くなり安く売っても儲けになりません。
輸出する商品だけでなく、日本国内の商品も値上がり(インフレ)となります。
- ガソリンの高騰
- 小麦の高騰
- パンの値上がり
- 輸送費の高騰
- 電気の値上がり(発電燃料費の高騰) などなど…
まさに、今の日常生活の状態ですね。
円安のデメリットは、いろいろな商品のインフレにつながっていくことですね。
円安のメリットとデメリット
- メリット:輸出で安く商品を売ることができる
- デメリット:輸入コストの増大、いろいろな商品のインフレにつながる
円安が普段の生活に与える影響は大きいですね(^^;)
2.為替相場変動時の対処方法
円安や円高が普段の生活や経済に影響することはなんとなくイメージできました。
では、私たちのしている投資への影響はどうでしょうか?
投資手法には
- ドル建て:ドルで投資商品に投資する
- 円建て:日本円で投資商品に投資する
というドル建てと円建てがあります。
為替相場が変動した時にどんな影響があるのでしょうか?
1)ドル建て投資をしている場合
ドル建て投資をする場合、日本円をドルに換える必要があります。
ここに為替相場が影響します。
ドル建てで毎月200ドルずつ積み立てをしていると仮定してみましょう。
- 円高1ドル100円の時…毎月2万円の積立
- 円安1ドル150円の時…毎月3万円の積立
同じ200ドルでも円高と円安によって必要な日本円に大きな差があります。
2)円建て投資をしている場合
では、円建てはどうでしょうか?
円建ての場合も為替相場の影響を受けます。
しかし、毎月決まった金額を日本円で投資している場合、為替相場が変動してもかかる費用に変わりはありません。
インデックス投資の場合、購入できるくち数が変わるだけです。
毎月2万円ずつインデックス投資をしている場合、
- 円高1ドル100円の時:200ドル分のくち数
- 円安1ドル150円の時:約132ドル分のくち数
となります。
購入できるくち数は為替相場の影響を受けて増減しますが、積立する金額は変わらないので円建ての方が投資初心者にとってはやりやすいですね。
3.投資手法を見直すワケ
今はガソリン高騰に始まりウクライナ情勢など経済が不安定なニュースがたくさんあります。
また、経済が不安定になると株価も不安定になります。
私たちインデックス投資家は、日経平均株価など指数に連動した投資をしています。
経済の影響を受けて株価が変動するため今の投資は大丈夫か心配になりますね。
そんな時こそ目的地を再確認してみましょう。
- 何のために投資をしているのか
- 投資のゴールはどこか
目的地を再確認するとともに、投資方法、銘柄なども見直しても良いかもしれません。
- 自分の投資している投資先は目的地に合っているのか
- 投資商品はリスクを分散できているか
- ドルコスト平均法になっているか
心配な時に心配しなくても良い方法の選択ができると良いですね。
- 基本的には分散の効いたインデックス投資
- コストは抑えられているか
- ドルコスト平均法でコツコツ積立
ポイントを押さえていれば問題ありません。
米国株投資の場合、S&P500やVTIに連動している投資商品であれば問題ないと思います。
心配なニュースが流れても投資に関しては心配しなくても良いように見直しできるといいですね(^^)/
4.ドルコスト平均法が投資の王道なワケ
1)ドルコスト平均法の手法を再確認
投資の話の中でよく聞く「ドルコスト平均法」ですが、どんな手法か再度確認してみましょう。
ドルコスト平均法とは、
- 毎月、一定金額を積立
- 毎月、同じタイミングで積立
という手法で、時間や株価の変動リスクを抑えることができます。
2)ドルコスト平均法は王道なワケ
投資をしていると
- 株価の値上がり→安い時に買いたいと高い時は買いそびれる
- 株価の値下がり→もっと値下がりしてから買いたい、損する前に売ろう
というような気持になると思います。
しかし、プロでも読めない相場を投資初心者が予測して投資することは不可能です。
それに対して、ドルコスト平均法は、
- 毎月、一定金額を積立
- 毎月、同じタイミングで積立
と積立するだけでリスク分散ができる投資法です。
インデックス投資をつみたてNISAで行う場合、毎月定額積立の設定をします。
つみたてNISAなど積立投資をする場合は、ドルコスト平均法がすでにできているんですね。
インデックス投資は誰でも簡単に市場平均を狙える投資商品です。
それに、
- リスク分散できるドルコスト平均法
- つみたてNISAを使い非課税運用
これらを組み合わせれば、まさに「王道」の投資手法ですね(^^)/
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5.まとめ
円安ドル高と今の為替相場はいろいろ不利な状況にあります。
ドル建てで投資をしている場合は、為替相場の影響を受けるので注意が必要です。
また、円をドルまたはドルを円に換える場合、為替手数料が発生します。
1ドルあたり2~25銭(0.02~0.25円)です。
円建ての場合は特に心配することはありません。
物価のインフレが続いており日々の生活を圧迫しているのも事実です。
そんな時こそ、固定費の見直しや投資手法の見直しなどやれることをしましょう。
投資手法が問題なければ、世間のつらいニュースはトレードオフして、
- 自分の好きなことをする
- スキルアップに時間を使う
- 今の仕事を頑張る
など、時間を有効に使ってみませんか?
私たちの行っている「つみたてNISAでインデックス投資」は王道の投資手法です。
為替相場が不利な状況でも毎月コツコツ積み立てて行きましょう。
「あと一歩だけ、前に進もう。」
最後までお読みいただきありがとうございましたーm(_ _)m